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なぜ・なに特集-お正月-

どうしてお正月っていうの?新年のあいさつ・金剛院キッズキャラクター大集合

日本では、1月1日の元日のみを国民の祝日としていますが、7日までの「松の内」の期間をお正月としていろいろなお祝い行事が行われています。
「正月」の語源は、定説となっているものはありませんが、「正」という漢字には、あらためる、きちんとするなどの意味がありますので、年の初めの月を意味し、旧年が無事に終わった事への感謝(かんしゃ)と新年を祝う行事が行われるようになりました。
また、その年の農作物が実り豊かなものであるように「豊穣(ほうじょう)」をもたらし、一年間家を守ってくれるとされる歳神様(としがみさま)をお迎えする行事としてお正月の行事は、日本の行事の中で最も古くから行われていたと伝えられています。
お正月には“あけましておめでとうございます”と挨拶(あいさつ)をしますね。
これは、年が明けて、歳神様を迎えたお祝いの言葉であると同時に、この「めでたい」という言葉は、「芽出度い」と書き、新しい春を迎え、芽が出るという意味があります。
新年のあいさつは、こうした自然への感謝の意味もこめて「あけましておめでとうございます」と言葉を交(か)わすのです。
心をこめて新年の挨拶をするようにしましょうね。

元日(がんじつ)と元旦(がんたん)は同じ意味なの?

年の初めの日である1月1日のことを元日といい、元旦は、元日の朝のことです。
「元」という漢字には「一番初め」という意味があり、「旦」という漢字は、上の日が太陽をしめし、下線は地平線をあらわしています。
太陽が地平線から昇ることをあわらす漢字ですので日の出を意味しています。そこから元日の朝は、元旦と呼ばれるようになったのです。

門松(かどまつ)などのお正月の飾りにはどういう意味があるの?門松

松には「神を待つ」という意味があり、竹や梅とともに健康長寿の象徴(しょうちょう)とされています。
門の前に門松を飾るのは、神さまが降りてくる目印となると考えられていた風習が現在にも伝わっているからです。
また、しめ縄は、周囲の汚れを絶(た)って清らかでけがれのない場所であることを示す飾りで、神さまを迎えるために用いられてきました。
お正月の飾りは、29日に行うと「二重苦」「苦立て」となり、31日は「一夜かざり」で縁起が悪いとされていますので、26日~28日もしくは30日に飾るようにします。

元日(がんじつ)と元旦(がんたん)は同じ意味なの?

年の初めの日である1月1日のことを元日といい、元旦は、元日の朝のことです。
「元」という漢字には「一番初め」という意味があり、「旦」という漢字は、上の日が太陽をしめし、下線は地平線をあらわしています。
太陽が地平線から昇ることをあわらす漢字ですので日の出を意味しています。
そこから元日の朝は、元旦と呼ばれるようになったのです。

どうしてお正月に、おせち料理を食べるの?

おせち料理のおせちは、節(せち)と書き、「節日(せちにち)」のことで季節の変わり目にあたる日をさします。
古来、節日には、節会(せちえ)というお祝いの会がもよおされていました。
この中でも元日は、特に重要な日とされ、盛大なお祝いでありましたので元日の料理を「おせち」というようになったのです。
この風習が現代にも残り、お正月の松の内に家族で食べるようになり、また年賀のお客様をもてなす料理となりました。
昔から伝わるおせち料理は、それぞれに意味があり、すべて縁起が良い料理となっているのが特徴です。
黒豆は、一年を通じて「まめ」に働くことができるよう健康を祈る意味が込められていますし、きんとんは、金団という漢字で富をえる縁起物、昆布巻きは、よろこぶの語呂合わせでお祝いには欠かせない食材です。
また、おせち料理は、めでたさを重ねるという意味で、重箱(じゅうばこ)につめて出されます。

鏡餅にはどういう意味があるの?鏡餅

餅は、もともと祝い事などのために特別作られる食べ物でした。
正月のお供えである鏡餅は、平安時代の頃、神さまが召し上がるものとして供えられ、人々は、そこに新しい歳神さまが宿り、福が来るようにと願ったのです。
このときの餅のかたちが、神が宿るとされる「銅鏡(どうきょう)」に 似ていることから、鏡のような餅、鏡餅と言われるようになりました。
地域によって違いはありますが、鏡餅の飾り方にも大切な意味があります。
餅の上に飾るみかんやだいだいは、代々家が続くという語呂合わせで子孫繁栄を表し、裏白(うらじろ)と呼ばれるシダの葉は、表は緑色ですが、裏が白いので、心に裏がなく白髪になるまでともにすごすという意味で夫婦円満、「喜ぶ」の昆布などすべて縁起ものになっているのです。
鏡餅は、末広がりになるといわれる28日に飾るのが縁起がよいとされています。
お供えした鏡餅は、1月11日に「鏡開き」の行事として、お雑煮やお汁粉などに入れていただきます。
お供えした鏡餅は、割らなくては食べられませんね。
昔の人々は、この割るとか、切るといった言葉は良くない言葉として嫌いましたので、鏡開きと言っていたのです。
こうした日本語の言葉の使い方は、大切に残していきたいものです。みんなも是非、覚えておいてね。

初夢ってなぁに?初夢

新年にみる夢のことを「初夢」といい、古来、この夢の内容で、その年の吉凶を占う風習がありました。
初夢の日付には、いろいろな説がありますが、現代では「元日から2日に見る夢」とする説が一般的です。
「一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、最もよい初夢の内容とされるもので、富士は無事、鷹は高い、なすびは事を成すという意味で縁起の良い語呂合わせからきた言葉です。
このように人々は縁起の良い夢をみて、その年を幸せに過ごしたいと考えていたのです。
この思いは、現代にも通じるもの。
年の初めの月、一月、幸せな一年になるように大切に過ごしてくださいね。


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